会越・叶津川木ノ根沢

2019/11/02-03 会越・叶津川木ノ根沢

日程:2019年11月2日〜3日
ルート:会越・叶津川木ノ根沢〜八十里越え
参加者:L増田、佐藤、松之舎

キノコを採り紅葉を愛でながらのんびり焚火納め…てなことを目論んで計画したが、 予想外にきつい山行となった。
浅草岳登山口の駐車場に車を置いて出発。すぐに工事用ゲートがあり一般車はここま で。冬を前に慌ただしくスノーシェッドの工事をしている脇を通って新八十里越え道 路(国道289号線)を木ノ根沢まで歩く。木ノ根沢橋を渡った所から踏跡を下って木 ノ根沢に入る。踏跡は明瞭な道となって続いており、左岸に岩盤が迫る所までこの道 を使い入渓。
しばらくは河原歩き。青空に紅葉が映える。やがて幅広2段10mの斜瀑が現れる。滝 そのものは難しくないが、その前に深い釜があり、落ちたら全身ずぶ濡れ。11月にそ んなリスクは冒したくないので、素直に右から巻く。その後は岩盤が張ってきて、ナ メや小滝の渓相となる。やがて両岸がV字状に狭まり、その中に淵や釜を持つ小滝が 連続する。夏ならば果敢に攻めても面白いが、11月にやる事ではないので高巻きを繰 り返す。両岸V字状の岩盤であるため、高巻きの取り付きは数メートルの腕力登攀に なる。11月になって今シーズン初のまともな泊まり山行というのも情けない話である が、重荷にブランクのある体が悲鳴を上げる。15時頃標高790m付近に泊場を見つけ てやっと重荷を下ろす。夜はナメコ汁、現地調達のキクラゲ入り宮崎地鶏の炒め物 (by松)、炊き込みご飯。焚火に星空。今シーズン最初で最後のちゃんとした沢の夜 であった。
翌日は新潟県側への乗越は早々と諦め、標高900mを過ぎた所で右岸から流れ込む枝 沢に入る。この枝沢はかなり上まで沢型になっており、標高差50mほどの藪漕ぎで稜 線に立った。田代平を目指して急斜面を下り旧八十里越えに出た。正面に黒姫が悠然 と聳えている。
ここまでくれば楽勝・・・・と思いきや、この道がけっこう長く、所々崩れていた り、沢の横断の度にアップダウンがあったりとかなり疲れる。途中、吉ヶ平から歩い て来たという女性3人パーティーとトレランの男性一人以外は誰にも会わなかった。 木ノ根沢出合より1km位下流で昨日の国道に合流して終了。

<コースタイム>
11/2:浅草岳登山口(8:20)→木ノ根沢出合(9:50)→入渓(11:20)→790mテン場 (15:00)
11/3:テン場(8:30)→910m分岐(9:10)→稜線(10:20)→田代平(11:20)→国道289 号線(14:30)→浅草岳登山口(15:40)

<1/25,000地形図>
守門岳、只見、駒形山、光明山

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